筋ジストロフィー患者が視線入力でドローンを飛ばす 「ドローン アクセシビリティ プロジェクト」

公開テストフライトを5月19日に湘南アイパークにて開催

障害者向けサービス研究開発を行う株式会社シアン(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:岩井隆浩)は、テクノツール株式会社(本社:東京都稲城市、代表取締役:島田真太郎)、筋ジストロフィー患者である梶山紘平氏と合同で、電動車いす上から、右頬に設置したスイッチと視線入力による操縦で200g以上の機体*の飛行に成功しました。

 

つきましては、2022年5月19日(木)にメディアおよびドローンメーカー関係者を対象とした公開テストフライトを開催致します。
「ドローン アクセシビリティ プロジェクト」ではドローンによって身体機能に大きな制限を抱える人たちの新たな楽しみや就労機会の創出を目指しています。

*ドローンのなかでも200g以上の機体は「無人航空機」に該当し航空法が適用されます(本日現在)

前回のテストフライトの動画URL:https://youtu.be/MQaZP49iaiM

テストフライト詳細
本テストフライトで使用する視線入力機器での飛行はドローンを係留して十分な安全対策を施した上で実施します。テクノツールが四半世紀にわたり積み重ねてきた難病患者等に対する入力支援技術を用いて、筋ジストロフィーにより身体機能に大きな制限を抱える梶山紘平氏が、わずかに動かせる頬や目(眼球運動)を使って200g以上の機体を飛ばす様子をご覧いただけます。現場の安全管理、運用はこれまでドローンによるバーチャルツアー等を運用してきたシアンが担当し、シアン湘南研究所(湘南アイパーク敷地内※)を使用します。

テストフライト後には3名の車いすユーザーを含む関係者によるインタビューセッションを行い、本プロジェクトの目的や今後の展望についてお話します。登壇者のプロフィールは下記をご参照ください。なお、公開テストフライトの参加者はメディアおよびドローンメーカーの関係者に限定させていただきます。
会場の湘南ヘルスイノベーションパーク(通称:湘南アイパーク)では事前の入場登録が必要となりますので、ご来場いただける皆様は下記フォームよりお申込みをお願いいたします。


本プロジェクトの目的
株式会社シアンは2018年の創業依頼、障害者、希少疾患、高齢者向けに特化したサービスの研究開発を実施してきました。近年ではそれに加えて認知症患者向けのサービス開発にも着手しております。

本プロジェクトではいわゆる「寝たきり」の状態にある、重度肢体不自由を抱える梶山氏が操縦することで、ドローンがもたらす新たな可能性を発信し、将来的には重度肢体不自由者が一人ひとりに適した方法で安全にドローンを飛ばして楽しむことはもちろん、インフラ点検や配達といった業務に従事できるようにすることを目指しています。
プロジェクトチームは2024年の事業化に向けて、実用化開発への協力に関心のあるドローンメーカーや希少疾患に関連するヘルスケア企業等を募集しています。

■申し込み方法
お申込みフォームより5月17日(火)までにお申込みください。
※参加者はメディアおよびドローンメーカーの関係者に限定させていただきます。
お申込みフォームURL:https://forms.gle/BhWRT1Vq5kstyDQR9

【印刷用リリース原文】

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