「対話する浮世絵映像コンテンツ」と「組み立て式没入体験装置」により、江戸文化の魅力を伝える新たな体験を検証
株式会社シアンは、東京都生活文化局 文化振興部との協働プロジェクトとして進めてきた、江戸文化発信コンテンツの実証実験を完了しました。本実証では、当社の映像制作技術と仮設・可搬性に優れたハードウェア開発技術を組み合わせ、「対話する浮世絵映像コンテンツ」と「組み立て式没入体験装置」を開発・運用しました。
本プロジェクトは、江戸文化が現代の東京にも息づいていることを、来場者が驚きや発見をもって体験できる形で伝えることを目的に実施しました。都政現場との対話を通じて、イベントやプロモーションの場で展開しやすいソリューションの要件を整理し、映像コンテンツと体験装置の両面から開発を進めました。
コンテンツでは、「浮世絵同士が対話をする」という演出を軸に、江戸文化と現代東京のつながりを自然に理解できるストーリー体験を設計しました。装置面では、大画面の訴求力と可搬性・設置性を両立するため、組み立て式フレームと運搬用ケースを含む構成を検討・開発しました。
実証では、274名のイベント来場者に体験を提供しました。その結果、設定したKPIである「話したい率96%」「驚き/発見率80%」「推奨率92%」において高い水準を確認し、江戸文化の魅力を効果的に伝える体験コンテンツとしての有効性を検証しました。

成果・今後の展望
今回の実証により、江戸文化の魅力を「説明」ではなく「体験」として届けることで、来場者の記憶に残り、誰かに共有したくなるコミュニケーションを生み出せる可能性が確認されました。また、組み立て式かつ運搬可能な機構により、国内外のイベント、観光拠点、展示会、教育現場など、さまざまな場面での活用が期待されます。シアンは今後も、映像コンテンツ制作と体験装置開発を一気通貫で実装できる強みを活かし、文化・観光・地域PRにおける新しい体験型プロモーションの提供を進めてまいります。