プロジェクションマッピング・ブースデザイン・施工管理を総合的に担当
2025年7月2日(水)〜6日(日)に大阪・関西万博会場のEXPOメッセ「WASSE」で開催された「第3回日本国際芸術祭/大阪・関西万博展」において、株式会社ステーショナリーマーケット様が共同出展されたブースのプロジェクションマッピング、ブースデザイン、施工管理を担当いたしました。
サステナブル素材を活用した空間デザイン
このブースは、大阪・関西万博の理念”People’s Living Lab”に共鳴し、紙素材100%の環境配慮素材で構成された、サステナブルなブースです。
日本の紙文化は、和紙に象徴されるように、1,300年以上にわたり暮らしに根付いてきました。1970年の大阪万博以降もその価値は変わらず、教育・アート・ビジネスの場で活用されています。紙という素材に込められた歴史と意義を空間に反映させ、日本のモノづくりと未来をつなぐメッセージを空間として表現しています。
概要
本プロジェクトでは、環境に配慮したサステナブル素材「リボード」を使用し、色鮮やかで来場者の目を引く仕上がりを実現いたしました。22の企業・団体による商品が展示され、期間中多くの方で賑わいました。
当社は、プロジェクションマッピングや空間演出の豊富な経験とノウハウを活かし、以下の業務を担当いたしました:
- プロジェクションマッピング設計・実装:来場者に印象的な視覚体験を提供するための映像演出
- ブースデザイン:サステナブル素材を活用した機能性とデザイン性を両立した空間設計
- 施工管理:効率的な設営と品質管理による2コマ分のブースのわずか3時間での設置を実現
技術的特徴と成果
革新的な施工プロセス
リボードは木材に比べて軽量かつ高い強度を持ち、設計次第で人が乗ることも可能です。また、ネジや工具を使わず誰でも簡単に組み立てられる点も特長です。今回の制作では、一部をあらかじめ組み立てて運ぶことで、2コマ分のブースをわずか3時間で設置することに可能にしました。
【ブース設計/制作】株式会社ビーアンドピー https://www.bandp.co.jp/
環境配慮型素材の活用
採用したリボードは木材由来の100%紙素材で、製造工程で人体や環境に有害な成分を使わず、燃焼しても有毒物質が発生しない環境配慮型素材です。古紙を使わず間伐材のみを原料とすることで、高い品質を保ちながら森林保護にも貢献しています。
【リボード特設サイト】 https://www.bandp.co.jp/lp_wp/reboard/
プロジェクションマッピングによる演出効果
シアンが設計・実装したプロジェクションマッピングは、サステナブル素材の特性を活かしながら、来場者に強いインパクトを与える視覚的演出を実現しました。環境への配慮とテクノロジーの融合により、次世代の展示空間のあり方を提示いたします。
株式会社シアンはプロジェクションマッピングや空間VR、強竜大スクリーンなど、先端技術と映像を活用した空間デザインを手がける企業です。ドローンアクセシビリティ体験や被災地支援など、社会課題解決に取り組む事業も展開しています。近年は、培った技術を活かし、多様な分野での事業展開を進めています。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社シアン
TEL:03-6869-7444 https://cian-aviation.co.jp/contact/