墨田区産業共創施設で万博で利用された展示棚を活用したスペース誕生
株式会社シアン(本社:東京都千代田区)は、大阪・関西万博向けに開発したプロジェクションブースの一部を、墨田区産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE」(墨田区錦糸4-17-1)(※1) 展示、会員向け展示スペースとして利用可能に。
■背景・概要
本ブースの開発では、リサイクル可能な紙製素材(リボード)を活用した環境配慮型の展示システムを構築しました。また、有限会社サトウ化成がプロジェクター台の天板を製作し、墨田区のネットワークがプロジェクトを支えました。今回SUMIDA INNOVATION COREでこの展示棚を公開することで、来場者が万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に直接触れる機会を提供します。
■技術的特徴
・設置工事不要のモジュール設計により、最短1時間、最長4時間での設置・撤去が可能
・プロジェクションマッピング技術による圧倒的な映像体験
・展示ブース、イベント演出、観光PRなど幅広い活用が想定される汎用性
■SUMIDA INNOVATION COREでの活用
本展示では、プロジェクションブースの一部を展示棚として活用し、施設利用企業の製品展示スペースとして機能します。万博で実証された先進的な映像技術を日常的な展示環境に応用することで、スタートアップと墨田区のものづくり企業による共創を促進する新たな展示手法を提案します。
■株式会社シアンについて
プロジェクションマッピングや360度映像の制作を中心とした映像制作事業、恐竜大スクリーンの提供、展示会・イベントブースの設計・施工、イベント企画・運営を展開。VRを使った認知症ケアの研究開発経験も有し、能登半島地震での被災地支援における恐竜大スクリーン提供など、映像技術を活用した社会貢献活動にも取り組んでいます。
(※1)SUMIDA INNOVATION CORE(https://sic-sumida.net/)は、墨田区が運営する産業共創施設で、スタートアップと墨田区のものづくり企業との共創を促進する拠点です。株式会社シアンは同施設のスタートアップ会員として登録されています。